病気について HOURS

耳の症状

耳の痛みがある場合、外耳道炎や急性中耳炎などが考えられます。

聞こえが悪くなる原因には、耳垢、加齢による影響、騒音、中耳炎、メニエール病、突発性難聴、など様々な原因があります。特に突発性難聴は一刻も早い診断と治療が必要です。

耳鳴りの多くは、聴力障害が原因になっています。睡眠不足や疲労、ストレス、肩こりなどが加わると耳鳴りは大きくなります。

めまいの原因には様々なものがありますが、内耳障害が原因となっている場合が少なくありません。代表的な内耳性めまいに、メニエール病や良性発作性頭位めまい症があります。

鼻の症状

鼻水、鼻づまり、くしゃみは鼻炎によくある症状です。一口に鼻炎と言っても様々な鼻炎があります。主なものにアレルギー性鼻炎(花粉症もその1つ)や急性鼻炎(いわゆる鼻かぜ)、血管運動性鼻炎などがあります。

鼻づまりが長く続く時は、鼻炎のほか、副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)や鼻ポリープが原因になっている事があります。まれではありますが、鼻の中に腫瘍が出来て鼻がつまる場合もあります。

鼻水がのどに落ちてくる症状を後鼻漏(こうびろう)と呼び、咳の原因にもなります。粘性の後鼻漏が長く続く場合は、副鼻腔炎になっている事があります。

臭いが分からない状態を嗅覚障害と呼びます。嗅覚障害は、鼻がつまる事によって「におい物質」が臭いを感じるセンサーである「嗅粘膜」までたどり着かない呼吸性嗅覚障害、臭いセンサーの「嗅粘膜」が障害を受けている嗅粘膜性嗅覚障害、頭の中に原因がある中枢性嗅覚障害、の3つに分類されます。原因としては風邪にかかった後や、副鼻腔炎になっている時が多いとされています。いずれにせよ早めの受診が勧められます。

のどの症状

のどの痛みの多くは、扁桃炎や咽頭炎などの感染症が原因です。のどの痛みがとても強い場合には、扁桃の周りに膿がたまる「扁桃周囲膿瘍」や喉頭の入り口ある喉頭蓋が腫れて窒息してしまう「急性喉頭蓋炎」など、耳鼻咽喉科専門医の診断・治療が必要なものがあり注意が必要です。

声がれは、一過性であれば風邪の一部の症状である事が多いのですが、長引く場合は声帯ポリープや声帯結節、喉頭がんなどの病気である事がありますので耳鼻咽喉科受診が勧められます。

のどの違和感・異物感が続く状態も比較的よくある症状です。その多くは特に器質的な異常がない「咽喉頭異常感症」なのですが、中には逆流性食道炎が原因となっていたり、下咽頭がんが隠れている場合がありますので注意が必要です。